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5月24日、国家質検総局、国家認監委が共同で記者会見を行い、今年6月1日から、強制製品認証品目に含まれている玩具製品で、強制製品認証証書の取得と強制認証ラベルの貼付を行なっていないものに関しては、出荷、販売、輸入及びその他の営業活動での使用が禁止されることを発表した。
国家認監委の副主任朱光沛は会見で、全国の品質検査機関により、6月1日から玩具製品の3C認証の執行状況を全国規模で調査する意向を示した。このことは、玩具製品の3C認証実施における重点が、認証を推進するということから、認証の執行状況を調査し、認証の成果を高め、認証をより意義あるものにするということに変化したことを意味している。児童の健康と安全の保障、市場の規範化、玩具製品の品質向上という面で、3C認証が大きな効力を発揮しだしているということである。
2006年3月1日、国家質検総局および国家認監委は、中国における児童用玩具の生産と貿易の実体に基づき、その品質水準が直接児童の健康や安全に影響するような児童用車、電気玩具、弾丸式玩具、ドール、プラスチック製玩具、金属製玩具等に対する強制認証制度の実施を開始する。3C認証の実施以来、総局と認監委は玩具製品3C認証の法律の整備に取り組み、調査研究を進め、現状に対する理解を深めてきた。また、地方政府に依託し、地方質検機関によって、玩具生産、販売の重点地区における玩具製品の3C認証の推進がはかられ、積極的なPRが行なわれてきた。これら活動が功を奏し、2007年5月までに、合わせて635の国内外の玩具製造企業が、1485の玩具製品3C認証証書を取得した。認証取得製品の市場にしめる割合はほぼ80パーセント以上に達している。
今回認監委により3C認証業務を請け負う機関として指定された、3つの認証機関および15の試験機関も、会見で発表を行なった。玩具製品CCC認証の指定機関として、客観的で公正な態度、および規範的で自律的な姿勢で業務に臨み制度の推進に努めていく意向を示した。また、大局的見地に立ち、科学および法遵守に対する意識を持ち、結束力を強めることで、機関自体の自律性を高めるとともに、認証業務担当者の質を向上させ、玩具製品強制認証の業務を円滑に進めていくことを目指すこととした。
また、国家質検総局および国家認監委は、まだ3C認証を取得していない玩具製造企業に対し、積極的に認証申請を行い、製品の質を高め、できるだけ早く認証に合格し市場へと進出していけるよう呼びかけた。3C認証制度の規定を遵守せず、6月1日以降も強制認証の要求を満たしていない製品を生産し続ける企業に対しては、3C認証マークの偽造および詐称等の違法行為として各質検部門がこれを厳しく取り締まることとする。
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2007-10-12 |
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